SCS評価制度の★3では、「ルールを定める」「記録する」という評価基準がたくさんあります。ゼロから文書を作るのは大変なので、現役のセキュリティマネージャーで情報処理安全確保支援士の私が、★3の評価基準に合わせたテンプレートを9種類作りました。登録不要で、無料でダウンロードできます。

このページでわかること

  • ★3対応テンプレート9種類の内容と、対応する評価基準
  • テンプレートの使い方と注意点
  • 自社だけで仕上げるのが難しいときの相談先

テンプレート一覧(Word・Excel 9種類)

ファイル名をクリックするとダウンロードできます。まとめてほしい方は、一番下の一括ダウンロード(ZIP)をご利用ください。

テンプレート形式対応する★3の評価基準主な内容
情報セキュリティ基本方針Word1-3-1-1〜3方針の本文、周知・参照の方法、改定履歴
推進体制表・連絡先リストWord1-2-1-1〜3平時とインシデント時の役割・責任、連絡先、年次点検の記録
秘密保持に関する誓約書Word1-2-3-1〜2守秘義務の条項、入社時に説明を受けた確認欄
IT資産台帳Excel3-1-1-1〜2・4、3-1-3-1〜2端末・サーバ・ソフトウェア・クラウドサービスの台帳、OS別台数の自動集計、点検記録
情報区分表・重要情報管理台帳Excel3-1-4-1〜3極秘・社外秘などの区分と取扱方法、重要情報の管理台帳、点検記録
パスワード・認証管理ルールWord4-1-3〜4-1-6パスワードの長さ・使い回し禁止、端末ロック、多要素認証、漏えい時の手順、周知記録
教育・訓練記録表Excel4-2-2-1〜3実施記録、受講状況(期限切れを自動表示)、点検記録
バックアップ・リストア手順書Word4-3-4-1〜3バックアップ計画表、遠隔地バックアップ、対象ごとのリストア手順、テスト記録
インシデント対応手順書(報告様式付き)Word6-1-1-1〜6発見から最終報告までの5段階、連絡先・報告ルート、年次点検、事例共有、報告様式
評価基準の番号は「★3・★4 要求事項・評価基準」(2026年4月21日版)にもとづきます。

情報区分表は、海外拠点や外国籍の従業員がいる会社向けに英語版(Information Classification Table)も用意しています。英語の表現は当ブログによる非公式の訳です。

テンプレートの使い方

  1. まずSCS★3 セルフチェックで、自社に足りない項目を確認します。
  2. 足りない項目に対応するテンプレートをダウンロードします。
  3. 【 】の部分を自社の内容に書き換え、不要な項目は削除します。Excelは薄い黄色のセルが入力欄です。
  4. 社内で承認し、従業員に周知します。周知や点検をした記録も残しておきましょう。

ご利用にあたっての注意

  • 当ブログが作成した非公式のテンプレートです。経済産業省・IPAが提供するものではありません。
  • テンプレートを使うだけで評価基準を満たすことや、★の取得を保証するものではありません。実際の運用と記録が必要です。
  • 誓約書など雇用契約に関わる文書は、社会保険労務士や弁護士などの専門家に確認してから導入することをおすすめします。
  • 社内での利用・改変は自由です。テンプレート自体の再配布・販売はご遠慮ください。
  • 解説書や評価ガイドの公表にあわせて、予告なく内容を更新することがあります。

自社向けに仕上げたいときは

テンプレートはあくまでひな形です。「自社の業務に合わせてどう書けばいいかわからない」「取引先から期限付きで★3を求められている」といった場合は、SCS評価制度の対応支援をご利用ください。セルフチェック結果のレビューから、規程・台帳の仕上げ、運用の定着まで、現役のセキュリティマネージャーが支援します。

出典:★3・★4 要求事項・評価基準(IPA、2026年4月21日)