アプリやプログラム、Webサービスを連携させ、業務の効率化やユーザーの利便性向上などに役に立つAPIは様々な場面で利用されていると思います
しかし認証や認可が不十分であったり、データ暗号化が施されていないために情報が漏洩してしまうリスクもあります
本記事ではAPIセキュリティの理解に役に立つおすすめの書籍を紹介します
セキュリティエンジニアの方だけではなくAPIを作るアプリケーションエンジニアの方もぜひ最後までご覧ください!
APIセキュリティの理解におすすめの本 3選
今回おすすめする書籍は以下となります
- ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法
- 認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現
- 絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み
ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法
1つ目に紹介する書籍は「ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法」です
Web APIは近年急速に利用が拡大しています。APIの呼び出しが全Webトラフィックの80%以上を占めるほど、Webサービスに欠かせない技術となっている一方で、Web APIに対するサイバー攻撃も急増しており、そのセキュリティ対策はあらゆる組織で重要な課題となっています。本書の目的は、Web APIの基本をしっかり押さえ、脆弱性が存在しないかどうかテストする方法を示すことです。攻撃者(APIハッカー)の視点から、あらゆるAPI機能と特徴を活用するための知識を学ぶことで、これから起こり得る情報漏えいの危機を防ぐことができます。まず、WebアプリケーションやWeb API脆弱性の種類などの基礎知識を学んだのち、実際に検証用ラボを構築しながら、脆弱性の調査方法、ツール、さまざまな攻撃手法などを、実践的に解説していきます。Webアプリケーションで最も一般的なAPI形式であるREST APIのセキュリティテストに焦点を当てていますが、GraphQL APIへの攻撃もカバーしています。情報セキュリティに携わるエンジニアのみならず、Webアプリケーションのエンジニアリングチームにとっても有益な内容です。
本書は、Web APIのセキュリティを強化するための実践的なガイドです。著者のCorey Ballは、攻撃者の視点からAPIの脆弱性を見つけ出し、対策を講じる方法を詳細に解説しています。本書は、REST APIやGraphQL APIなど、さまざまなAPI形式に対応したセキュリティテストの手法を紹介し、実際の検証用ラボを構築しながら学ぶことができます。APIセキュリティの基礎から高度な攻撃手法まで、幅広い知識を身につけることができる一冊です
- 手を動かしながらAPIセキュリティについて理解を深めたい人
- セキュリティエンジニアやAPIに関わるアプリケーションエンジニア
認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現
2つ目に紹介する書籍は「認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現」です
注目のOSS「Keycloak」を基礎から実装まで教えます
Keycloak(キークローク)は、Webベースのシステムに認証と認可を組み込むOSS(オープンソースソフトウェア)です。
本書では、豊富な機能を備えるKeycloakについて、使いこなしの前提となる認証と認可の仕組みを基礎から解説し、典型的なユースケースの実現方法や本番システムへの実装方法まで詳しく解説しました。「認証」と「認可」でお悩みの方は、必読の一冊です。
本書は、Webベースのシステムに認証と認可の機能を組み込むためのオープンソースソフトウェア「Keycloak」を基礎から実装まで詳しく解説した一冊です。認証と認可の仕組みを基礎から学び、典型的なユースケースの実現方法や本番システムへの実装方法までを網羅しています。OAuth2やOpenID Connectのフロー、API認可、シングルサインオン(SSO)の実践的な設定方法を学ぶことができ、Keycloakのカスタマイズや非機能面の考慮ポイントについても詳しく解説しています。認証と認可に関する悩みを解決し、実際のシステムに適用するための必読書です。
- OSSを利用したAPI認可を実現したい人
- セキュリティエンジニアやAPIに関わるアプリケーションエンジニア
絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み
3つ目に紹介する書籍は「絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み」です
本書は、クラウドインフラの基本から応用までを、豊富な図解を用いてわかりやすく解説した一冊です。クラウドの内部構造やAPIの仕組みを理解することで、従来の環境では難しかった構築と運用が可能になります。本書は、IaaS(インフラサービス)を中心に、サーバ、ストレージ、ネットワークの各コンポーネントのアーキテクチャや制御方法を詳しく説明し、クラウドネイティブなインフラ管理手法も取り上げています。クラウドを使ったシステム構築に携わるエンジニアにとって、必携の一冊です
- APIについて理解を深めたい人
- セキュリティエンジニアやアプリケーションエンジニアを目指す方
APIセキュリティの理解におすすめの本 3選 まとめ
今回は以下の書籍を紹介しました
- ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法
- 認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現
- 絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み
本記事をご覧くださった方がAPIセキュリティについての理解を深める良い手助けにつながれば幸いです
またAPIセキュリティに関するご質問などございましたら以下のお問合せフォームやtwiiter等にてご相談可能ですのでご連絡お待ちしております